2009-07

冷淡なあしらい

カセドリア諸王国とゲブランド帝国間で発生したブローデン古戦場跡戦の旨をお伝え致します。
手薄であった北部の防壁を敵のキマイラが突き抜け、自軍絶体絶命の窮地に陥るも、
即座に精鋭を向かわせ、北部別働隊を殲滅。直後敵陣崩壊との事。


「カペラ隕石跡攻略遠征部隊への補給線が途絶えなくて良かったですね。」
夜中にも関わらずピシッとした正装のケイが、読み上げた書簡を手に呟いた。
ケイの前には、酒に酔い虚ろな目をしたライルが、だらしない格好で鎮座している。
グレーの瞳はどこか遠くを見つめたままピクリとも動かず、沈黙が続く。
「――・・なあ、ケイ。」
しばらくして、ライルは顔の向きを変えず流し目のままケイを睨みつけるようにして話しかけた。
「その敵側の別働隊の行為、 お前にはどう見える?」
少し考え込み、ケイは淡々と話し始める。
「カセドリア諸王国は・・ 隣国が静観していますので、表面的には平和に見えますが、
所詮は小国が集って出来た連合国。国内情勢と経済状況はあまり芳しくないと聞きます。
彼らは自国領土拡大と繁栄の為に、己の命と誇りを賭して働いたまででしょう。」

ライルは王座に突き刺さっていたナイフを抜き取り、鋭利な刃を舐めるように見ながら静かに呟いた。
「俺から言わせてみりゃあ、そいつらは使命と銘打った自己満足を掲げて能動的に動いただけだ。」
ナイフを人差し指と中指の間で器用に一回転させ強く握り直す。
「国の繁栄だの何だの綺麗事抜かしてるけどな、」
刃は上を向き、ライルはそれを勢いよく投げた。
ケイの腕を掠め、持っていた書簡に穴を開けて壁に挟んだ状態で突き刺さる。
「それを成すべき人間が死んじまったら、そこで終わりなんだよ。」



No.2 冷淡なあしらい。
皇帝を崇めたかった番号なので、内容は黒くないです。パンダの心が黒いです。
短いけど“文章オンリー”とかハジメテダヨ!!Σ( ̄ロ ̄lll)グヒャー
秋は色々挑戦すっぞーとか思ってやってみたけど日本語難しい\(^0^)/
「ああいう行動って“何的”っていうんだっけ・・」とか、まず言葉が出てきません(死

脳味噌のボケ化が進んでるんだなと実感してしまった今日この頃です。

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